ailia SDK を使い始めるための開発環境を Windows 上に整える手順を解説します。
ailia SDK を Python から使うには、Python・pip・git の 3 つが必要です。このガイドでは、それぞれが何をするものなのかと、Windows 10 / 11 へのインストール手順を順番に説明します。すべて完了すると pip3 install ailia でサンプルを動かせるようになります。
ailia-models の取得に使います。Python 公式サイトからインストーラをダウンロードします。ailia SDK は Python 3.6 以降に対応しています(特に理由がなければ最新の安定版で問題ありません)。
python-3.x.x-amd64.exe)がダウンロードされます。.exe をダブルクリックして実行します。-amd64.exe で終わる .exe)。通常の Intel / AMD の PC はこれを使用します。python や pip が「見つかりません」となります。チェックを入れ忘れた場合は、もう一度インストーラを実行して「Modify」から PATH を追加するか、アンインストール後にチェックを入れて再インストールしてください。
Windows のスタートメニューから「コマンド プロンプト」を開き、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
python --version
次のようにバージョンが表示されればインストール成功です(数字は環境によって異なります)。
Python 3.13.1
python と入力すると Microsoft Store のページが開いてしまうことがあります。その場合は、上記の手順で python.org からインストールし直すか、py --version を試してください。
pip は Python に同梱されているため、Python をインストールすれば別途インストールする必要はありません。まず使えることを確認します。
pip3 --version
バージョンが表示されれば利用可能です。古いままだとインストールに失敗することがあるため、最新版に更新しておくことをおすすめします。
pip3 install --upgrade pip
pip3 コマンドが「見つかりません」と表示される場合は、pip3 の代わりに python -m pip に置き換えて実行してください(例: python -m pip --version)。こちらは python コマンドと同じ Python に対して確実に pip を実行できます。
サンプル集(ailia-models)を GitHub から取得するために git をインストールします。
.exe を実行します。インストール後、新しくコマンドプロンプトを開き直してから次のコマンドを実行します。
git --version
次のようにバージョンが表示されれば成功です。
git version 2.47.1.windows.1
git が認識されないことがあります。一度ウィンドウを閉じて開き直すと反映されます。
ailia SDK の本体は C/C++ で書かれたネイティブライブラリです。これを Windows 上で動かすには、Microsoft の Visual C++ 再頒布可能パッケージ(VC++ Redistributable)が必要です。インストールされていないと、import ailia の際に DLL の読み込みエラーが発生することがあります。
vc_redist.x64.exe)をダウンロードします。vc_redist.x64.exe を実行し、画面の指示に従ってインストールします。最新の対応バージョンや、他のアーキテクチャ(x86 / Arm64)向けのインストーラは、Microsoft の公式ページで確認できます。
サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード(Microsoft Learn)
Python・pip・git が揃ったら、いよいよ ailia SDK をインストールします。コマンドプロンプトで次を実行します。
pip3 install ailia
続いて、サンプル集をクローンして実行してみましょう。
git clone https://github.com/ailia-ai/ailia-models.git
cd ailia-models
pip3 install -r requirements.txt
cd object_detection/yolox
python yolox.py -v 0
Web カメラの映像に物体検出の結果が重ねて表示されれば成功です。詳しい使い方は ailia SDK のはじめに を参照してください。